最新2009年カレンダー
 2009年カレンダー『北国の小さな物語』進行状況 
 2009年カレンダー『北国の小さな物語』の制作にあたっては
今まで11年間とは違った大きな方向転換を図った。

まずその一番大きな目標となったのは
1)カレンダーの制作を一年中やること
2)制作を可能な限り自分たちの手でやる

この2点だった。

一年中カレンダーを制作していく、という意味は
カレンダーづくりには季節の全てに渡って精通する必要があり、
ある季節の一時期にカレンダー製作期間を設けて
カレンダーを制作していたのでは
その時期以外の季節の記憶が薄れていることが問題で、
正確に季節をカレンダーに反映させることができないと考えました。
そのために、僕たちは2008年の一年をかけて
制作室を改造し、一年中カレンダーと向き合える環境を作ってきました。

もう一つ、

制作を可能な限り自分たちの手でやる

ということについては
テーマの決定、写真選びはもちろんのこと、
文字の種類や大きさ、そして究極的には
製版までも
自分たちで行うこと、つまり印刷以外のこと
全てを自分たちで行うことで、
自分たちが意図した内容が
余すところなくカレンダーに反映させられるためです。

こうして、2009年カレンダー『北国の小さな物語』では
初めて印刷&製本以外のデザイン&製版を
自分たちの力で行ったのです。

そのため今までの印刷会社では
カレンダーを自分たちの手に取り戻すことができないと判断し、
思い切って印刷会社を変更したのです。

カレンダーの印刷は他のどの印刷よりも難しいもので、
他の印刷会社ではそのノウハウがなくてできないだろうと
考えられていました。

しかし、実際に10月17日
別の印刷会社で、印刷機本体による色校正を行ったところ
心配されていたカレンダーに求められる印刷水準は十分にクリアし
あとは何度かの打ち合わせの後、
10月24日に本番の印刷に望むところです。

印刷機本機による色校正。
印刷機はコモリのスピカ26。
菊半切まで入り、6000万円の印刷機。
オペレーターの今野氏は、フットワークが実に軽い。
色校正が次々と出てくる。
本機での色校正ができると、
紙の違いによる印刷の仕上がり具合がリアルタイムで確認できる。

ただし、2009年カレンダー『北国の小さな物語』に使用している
エナジーバニラという紙は
インクが沈み込み、なかなかコントラスト高く印刷できない。

従って、沈み込みを想定して、
出きる限り、インクをもって印刷するなど刷りの段階でも
色々と特別な配慮が必要となる。

こうした色の沈み込みに関しての説明は
後日日を改めて解説いたします。