単品ポストカードの世界
神戸の街のポストカード
1枚…100円税込)
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 神戸は北に六甲の山、南に海があり平野が細長く東西に伸びている街ですが、
その昔からその港は天然の良港として注目されてきました。
そして明治の開港の時にもいち早く世界への窓として開かれ、
西洋の文化が取り入れられていきます。
しかし、函館とは違い居留地がはっきりと定められたために、
現在異人館が残る山の手付近にのみ外国人が住み、
民間にはなかなか西洋文化が浸透していきませんでした。
神戸の異人館が街中に散在しないのはこのためで、
日本人が建てた西洋建築がないのもこのためです。
(函館は居留地を明確に定めることができなかったため、
洋風文化が民間に浸透しやすく函館は和洋折衷様式という民間の西洋建築が街の各地に散在する結果となった)
 こうして神戸の山の手には異人館が集中して残ることになりますが、
マンションの建設によってその大半の異人館は解体され、
惜しまれながら消えていきます。
しかし、その途上全国の人たちが異人館を一目見るために神戸に押し寄せるようになると、
神戸市はマンション建設よりも異人館の保存に力点を移し、
かろうじて現在見られる異人館だけは残されることとなったのです。
ですから、神戸の異人館をここにこうして残したのは、
少なくとも全国の人々の愛をおいて他はなく、
古きを愛する人々の気持ちが異人館をここに残していることへの感謝の気持ちを忘れることができません。
、作品中にある丘のうえの小さな写真館の白抜きマークは画像保護のためのもので、実際の作品には描かれていませんので、ご安心下さい。