この作品は北海道南の北西部 狩場山地の最奥のブナの森の中に落ちる賀老の滝で 年中を通して豪快な直瀑である。 賀老の滝は、そんな狩場山地の中を流れる千走川にかかる滝で 滝と同様、千走川の流れもまた、轟音でもって我々を迎えてくれる。 川には吊り橋がかかり、そこを渡る時には 激しい水音で、話声がかき消されてしまう。 そんな賀老の滝、千走川の流れを見ていると 水の流れの豪快さに驚かされる。 その迫力を見ると、なぜかほっとして、 身体から力が抜けていく喜びを感じられる。