晩秋の原野を旅ゆく。 早くも新雪が季節の色をそめかえ 長く厳しい冬の予感を漂わせる。 白樺の疎林の彼方に牡鹿の一群。 警戒、一瞬の静止、 そして鋭い爪音を残し去る。 きつい緊張感ー。 野生を生きる者たちの晩秋を見る。