僕はかつて月を追って 来る日も来る日も、野や山をさまよい歩いていた。 ある月に照らされた森の中で ふと、月の通り道を見てみたいと思うことがあった。 それからしばらくして、 ある夜、めまいがするまで月をじっと見たけれど その願いはかなえられることはなかった…。 月、星、お日様、そして雲や風… それらみんなが動いていく。 不思議なことですね。