ある冬のこと、 冬中一歩も館から外に出られないで過ごしていた。 精神的に疲れ、撮影もできず、苦しい冬だった。 そんな冬、僕を励ますかのように 毎日一羽のアカゲラが遊びに来てくれた。 僕は彼と会うことだけを楽しみにがんばった。 極寒の冬を過ごす小さな同志から 生きる勇気をもらった。