ここは函館の山奥にある小さな沢の流れる、小さな谷。 花の妖精たちに誘われるかのように 僕はここに迷い込んだ。 ああ、なんという美しさだっただろう。 僕はここで3日間、花の妖精たちと共に過ごし 皆で春のぽかぽか陽気を深く味わった。 今も、疲れたとき目をつぶれば、 その時のことが鮮明に思い出されて切なくなる。