十勝平野の北西部に鹿追町という町がある。 十勝川が平野に出たすぐのところにある町である。 この町に、人のことよりも牛たちの気持ちや生活のことを大事にしたいという気持ちを抱いて、 酪農の道に進んだ友人がいる。 この道を僕は旅ゆくのだが、彼はここに定住して夢を求める。 行く道は違っても、その人の存在を尊く思える人がいる。 人生という道は決してつまらなくはない。 素直に自分の道を行けば きっと分かり合える人と出会えると僕は信じている。