館 カレンダー『北国の小さな物語』
★2001年 2月
『冬の彩り』

 ななかまどの実の赤と
その実にかかる白い雪帽子、
それに白樺の白い幹と青い空。
色彩の乏しくなる冬の時期だからなのか
鮮やかな印象で心を打つ。
ここは札幌にある北大の構内。
北大にはナナカマドに限らず
ハルニレ、アカナラ、ポプラ……といった
多くの樹木が大きく育っている。
ぼくは大学を出てからも
樹木たちにに会いたくて、大学には何度か足を運んでいる。

【北国の寒さについて】

 北国の冬の寒さのことを考えるとき、日本海とその海を北上してくる対馬暖流のことが忘れられません。寒い地方の海は気温よりも暖かく、そのためシベリアからの寒気も日本海上で暖められ、更に日本海から水分をもらって北国の冬は温和となり、たくさんの雪が降るのです。ですから日本海は北国の居間に置かれた暖かいスト−ブで、湯気の出るやかんまでのっかているってわけです。このことはヨ−ロッパの大平洋岸も同じで、スコットランドやノルウエ−、アイスランドなどはかなりの高緯度なのですがメキシコ湾流というでっかいスト−ブのおかげでかなり温和な世界になっているのです。