館 カレンダー『北国の小さな物語』
★2002年 11月
『雪化粧』

函館の郊外に大野町という街があって
そこにはブナの美しい牧場がある。
その牧場は冬になると
車では行くことができなくなる。
そのため
冬の牧場は人の気配を欠き
雪と木の聖域になる。
人が生きるには
この底知れぬ静寂が貴重なのだ。

【北海道弁・函館弁】
メッパ……ものもらい。    ヤノアサッテ……しあさって。
バグル……交換する。      カラポネヤミ……怠け者。
オガル……大きくなること。   ツラツケナイ……あつかましい。
ダハンスル……だだをこねる。  ハバケル……ふさがること。
アズマシイ……満足のいくこと。 チョス……いじる、さわる。
チョペット……少し。      ハンカクサイ……ばかだということ。
カチャペナイ……貧弱なこと。  コワイ……疲れたこと。
ヘラ……しゃもじ。       オッカネ……恐い。
シャモジ……お玉。       パッチ……めんこ。       
モチョガス……こそばす。    タナグ……持つ。