館の四季 初夏 Early Summer
★初夏 Early Summer★
初夏、6月を向かえた、スモモの小径のスモモたち。花もすっかり終わり、緑が日増しに濃くなっていく。左から2本目の木はベニスモモの木で、季節中ずっと赤い葉をして、夏頃にこれまた赤い実をつける。また、左から4本目あたりにも、少し赤い葉の木があるが、これはクラブアップル。原種のリンゴの木で、これこそ、アダムとイブの禁断の果実をならせるリンゴの木である。
 初夏を代表するリラ(ライラック)の木。リラの花の香りは強烈で、少しでも風が吹くと辺り一面がリラの花の香水に満たされる。写真のリラで約10年ほど。
 北大の植物園に樹齢120年のリラの木があり、北海道のリラの木のほとんどがこの木がお母さんである。もしかしたら、丘のうえの小さな写真館のこのリラもそうかも知れない。
上の立派に成長したリラの木に対して、あまり成長しないレイトライラックの木の花のつぼみの頃。遅咲きのライラックである。
同様に、キングサリという花。イギリスでは庭造りに欠かせないが、あまり日本の庭造りには普及していないかも知れない。藤の花のようである。丘のうえの小さな写真館の庭のは、貧弱であるが、見事に花をつければ、それは壮観な眺めになるだろう。
毎日の食事のために、ちょいと栽培している小松菜。場所がないので、ところせましと植えていて、小さいうちからどんどん収穫して食べてしまう。しかし、これが実にうまいのだ!
草のように生えているのが実はニラ。土もろくにないところに、ふさふさ生える。でも、これが実に重宝し、うまいのである。よっぽど売っているニラなどは手抜きしているとしか思えない、逸品に仕上がる。ここまで大きくなったのは、慶ちゃんの努力のたまものである。
ハーブの一種、セージのつぼみの頃。セージは丘のうえの小さな写真館の気候に合わないのか、あまり繁茂しない。しかし、その独特の葉色はたまらなく綺麗。
エニシダの花の中で咲くひな菊の花。僕はひな菊増殖隊長である。