館 過去の撮影機材 マミヤM645 1000s
マミヤセコール A150mmf2.8
マミヤA150mmf2.8N

マミヤでばりばり撮っていた頃、僕にはこのレンズを買うゆとりがなく
105-210mmULDでこの付近の焦点距離はまかなっていました。

けれども、単焦点で背景をぼかす写真を撮りたく、
札幌で、リラの花の写真を撮る前、急きょ150mm
“f3.5”を無理して買い、
気に入ったリラの花の写真が撮れたとことがありました。
この時の写真はこちらを見て下さい。
ズームは使いやすいのですが、やはり背景のぼけた感じは
単焦点の方が断然綺麗なんです。

その後、150mmf3.5は星などの撮影で
周辺光量が不足しすぎるので、あきらめ
この150mm
“f2.8”の方を高い値段で購入します。

しかし、その頃から、風景でもハッセルブラッドを使うことが増え、
あまり役立てることができないうちに、
ハッセルブラッドへと変わっていきました。

そういうわけで、悲しむべきことに、
僕はマミヤM645で単焦点を使う機会はほとんどありませんでした。

その少しの経験から言うと、
この150mmf2.8は
f3.5に比べると、開放の周辺光量は豊富で
格段に良かったんですが

階調に乏しいレンズで、
ハッセルブラッドのゾナーCF150などと比べると
どうしても見劣りしてしまいました。

それでも僕はこのレンズのヘリコイドの感じや
重量感覚が好きでした。

もう少し、頑張ってほしかったなあ〜と思うレンズです。

美しいコーティングのレンズ。
レンズリア部。
マミヤらしく、丁寧に植毛処理をしてくれています。
できれば、マウントをステンレスで造ってほしかったですね。