過去の撮影機材  ニコン・Nikon
ニコン マクロニッコール105mmf2.8
ニコン マクロニッコール105mmf2.8

 このレンズは父からの薦めで使い始めたレンズで
長らく僕の主砲に近い存在でした。
なんでもかんでもこのレンズで写すことが多く
最初のレンズは新品でしたがコタコタになり、ついに2本目のマクロニッコール105mmf2.8
を今度は中古でしたが、買って使っていました。
そういうわけで
丘のうえの小さな写真館の作品の中で
このレンズで撮られたものはとても多く、
中判で撮れないような花の写真などはみんなこのレンズで撮っていました。

大雪山などの撮影でも
このマクロニッコール105mmf2.8と
AF-Sニッコール28-70mmf2.8EDの2本だけを持って
一週間、百数十本の撮影をやったことさえあるレンズでした。

その後、ライカを使うようになると、
使わなくなるのですが、
その前にライカの誇るアポマクロエルマリートR100mmf2.8と描写テストをしましたが
その時、僕はその2者に大きな差を見いだせないばかりか
もしかしたら、マクロニッコール105mmf2.8の方が透明に写るとさえ
感じたのでした。

しかし、その時、このマクロニッコール105mmf2.8の優秀さにはっきりと気づいていたわけではなく

このレンズの優秀さ(有り難み)にはっきりと気づくようになったのは
写真ポストカードを制作するようになってからで、
頻繁にフィルムスキャナで色々なレンズで撮影したフィルムを
スキャンする中で、どうもこのマクロニッコール100mmf2.8と
マミヤM645のマクロセコール80mmf4Nはすばらしいぞ
ということがはっきりとわかってきたのでした。

FE2とマクニッコール105mmf2.8のコンビ。
ぼくはこのコンビにAF-Sニッコール28-70mmf2.8EDを加えたもので、
大雪山を隅から隅まで歩き回りました。
ニコンの2本のマクロレンズ。
左がマクロニッコール55mmf2.8、右がマクロニッコール105mmf2.8です。
ライカとニコンのマクロレンズの比較
マクロニッコール105mmf2.8
左がニコンのマクロニッコール105mmf2.8。
右がライカのアポマクロエルマリートR100mmf2.8ですが、
最初試しに使ったときには、その差ははっきりとしないほど
似通っていました。
その後、僕はアポマクロエルマリートR100mmf2.8を使っていく中で
このアポマクロエルマリートR100mmf2.8の優秀さ(有り難さ)を知ることになるのですが

このレンズと互角に渡り合えたのですから
マクロニッコール105mmf2.8もたいしたもんだと思います。