撮影機材
ニコン ズームニッコール20-35mmf2.8D
ニコン ズームニッコール20-35mmf2.8D

僕はその昔、シグマの超広角のズームにだまされて以来
超広角のズーム恐怖症になっていて
その後しばらく超広角ズームが使えない状態が続き
頭の中から抹消されていたほどです。
それで、ズームを使う場合には
標準ズームである、28-70mmを中心として
超広角は単焦点で、と思っていましたが
ニコンには単焦点の超広角の気に入ったレンズがなく、長いことあきらめて
放置していました。

そこに、慶ちゃんが、上にあるズームニッコール20-35mmf2.8Dに目をつけ、
大雪山などの撮影で使い始めます。

このレンズは
今とは違って、精研削非球面レンズが使われており
そのせいで、それまでのズームからみれば
格段にシャープな写りをするようになり、僕も大雪山などで借りてよく使いました。

ニコンのこうしたズームはさすがで、
ヘリコイドもズームリングもなめらかそのもので、
重量も適度で、使っていて気持ちが良く、疲れを感じにくいのがいい点です。

レンズ表面の梨地の塗装も手触り良く、傷も付きにくく、寒いときに冷たくもなく
本当によい塗装だと思います。


この後、ニコンの超広角ズームは
17-35mmf2.8EDなどへ、更に14-24mmf2.8などへと進化を遂げているようですが
僕には今のところ、それらの性能はわからずじまいです。

レンズ前玉の清楚な感じがいいですね。
前玉はなんと精研削非球面硝子です。
この頃は、まだ特殊低分散硝子は使われていないようで
周辺には倍率色収差があったんでしょうが、
僕にはそこまで識別できませんでした。
ズームニッコール20-35mmf2.8D
ライカ バリオエルマーR21-35mmf3.5-4 ASPH.
ニコンとライかの超広角ズームレンズの比較。
圧倒的にニコンのズームニッコール20-35mmf2.8Dの方が造りがいい。
ヘリコイドの滑らかさなどさすがニコンです。

描写は好みにもよりますがライカに軍配があがります。
でも、値段から言って当然のことと思う。
どうしてライカはズームに弱いんだろう。