撮影機材
バリオエルマーR21-35mmf3.5-4ASPH.
バリオエルマーR21-35mmf3.5-4 ASPH.

本レンズを初めて手にしたときの感想は
ライカの造りも悪くなったなあ〜でした。
それ程までに軽々しかったのです!
凹面部を非球面に磨くなどの工夫で軽量化をしているらしいのですが
硝子のことよりも、金属の質感が悪い気がします。

僕はその昔、シグマの21-35mmf3.5-4.2というレンズによって
人生を狂わされた嫌な想い出があるので、
このバリオエルマーR21-35mmf3.5-4 ASPH.には
その昔の“仕返し”の意味をこめていました。

その描写は確かに、20年前のシグマとは格段に違っていました。
特にディストーションの補正がよくできているなあ〜と感じましたので、
とてもズームを使っている感じはしない程です。

ズームレンズに高い描写は求めていませんので
写りはこのくらいで十分なのですが、
それにしても、もう少しライカを使っているという
実感がほしいレンズです。

見た目には、カラフルでとってもいい感じ。
だけど、金属の質感やヘリコイドの質感がとても悪いです。
往年のライカの造りを知る人なら
カクッと肩を落としてしまうかも。
ズームニッコール20-35mmf2.8D
ライカ バリオエルマーR21-35mmf3.5-4
ライカとニコンの超広角ズームレンズの比較。
圧倒的にニコンのズームニッコール20-35mmf2.8Dの方が造りがいい。
ヘリコイドの滑らかさなどさすがニコンです。

描写は好みにもよりますがライカに軍配があがります。
でも、値段から言って当然のことと思う。
どうしてライカはズームに弱いんだろう。
ズームニッコール20-35mmf2.8D
ライカ バリオエルマーR21-35mmf3.5-4
ライカとニコンの超広角ズームレンズの前玉比較。
どちらも硝子は透明で
曲率も小さくて、いい感じ。
バリオエルマーR21-35mmf3.5-4 ASPH.作例 1
10N-22『遙かな道』
-岩手県 岩泉町 /ライカ バリオエルマーR21-35mmf3.5-4ASPH.

バリオエルマーR21-35mmf3.5-4 ASPH.を初めて使った写真です。
その時まで一度も使っていなかったのでとても不安でしたが
できてきたフィルムを見て、描写は見事なものでした。