撮影機材
テリートR250mmf4 E67 新型
テリートR250mmf4 新型

僕が初めてこのレンズと出会ったのは
札幌の中古カメラ専門店のショーウンインドの中でした。

古くからの馴染みの店主に出して見せてもらいましたが
手にとったこのレンズは本当に良い造りで
格好いいなあ〜と思いました。

こんなに格好いいレンズがこの世にあるとは
僕は思いもよりませんでしたので
その時の僕は驚きと喜びとが入り交じった不思議な気持ちになっていました。

こうして僕が惚れたテリートR250mmf4は鏡胴がとてもスリムになった新型の250mmで、
旧型と比べるとずいぶんと細くスリムになりました。

ぼくはあいにく旧型のテリートR250mmは持ったことがないので
わからないのですが、
その造りは新型に負けず劣らずかなり強固な印象を持っています。
なにせ旧型はその重量が1400gもあるみたいです。

次にこの新型テリートR250mmを見ていくと
∞をかなり通り過ぎたところにクリックがもうけられているので
多分、何枚かの特殊低分散の硝子が使われているみたいです。

ただ、アポクロマート補正は行われていないみたいで
確かに高倍率(30倍)で比較してみると
アポテリートR280mmf4の際立ったコントラストの高さと比べて
ほんの少しほわ〜っときて
若干の残存色収差があることがわかります。

ただこれもかなりの高倍率の話なので、
半切くらいまで伸ばしても、色収差による差は出ないと考えて良いと思います。

従って通常使用ではその能力は際立っていて
見た目が格好いいだけではなく
その能力も高いということが良くわかります。

僕がR型ライカを知るようになったのはごく最近のことで
今までこうしたレンズがこの世にあることさえ知らずに来たことを
僕は本当に残念に思います。

そして古くからこんなにも格好いいデザイン&高性能なレンズを供給していた
ライカ社はすごいなあと思うばかりです。

R7のブラックボデーに付けてみました。
R7のシルバーボデーに付けてみました。
R9のブラックボデーに付けてみました。精巧な感じがします。
もちろん、精巧な感じだけではなく本当に精巧です。
そして単に
格好良いだけではなく上品で控えめな感じもします。

こういうところも魅力なんですね。