旅のテクニック
 2.水の確保
 先に、湯を沸かすことが最も大事と言いました。しかし、肝心の水を手にしなければいけません。水の確保の仕方ですが、それにはできるだけ小さく四角いペットボトルの利用が有効です。

 また左の写真にあるように、日本各地には地図にもない湧き水や水神様が祀られていることが多く、意外にも水の確保で困ることは少ないのです。

 しかし、旅先で水がなくなると、水道水でさえ手に入れるのが困難になるときがありますから、いざというときのためにできるだけ十分な水の確保をしておかないといけません。

 そのため、僕たちは4リットルと1.5リットルのペットボトルをおりまぜて、約10日分を備えています。

 できれば、できるだけ小さいペットボトルの方が余計な体力を使わないで済むので良いのですが、水をくむのに時間がかかったり、欠点もあります。

熊本県山都町 五老ケ滝で出会った水神様
 左端が1.5リットルのペットボトル。有〜ぽんの隣のが4リットル用。

 そこで、1日の水使用量の目安ですが、炊事、洗面、お茶などの使用で、大人2人、子供1人で、約3〜4リットル。

 お風呂に入れないときなどには、洗面器一杯程度のぬるま湯をわかし、タオルに含ませて身体を拭くのに使ったりもします。通称、丘のうえの小さな写真館温泉です。これがこれで意外と気持ちよいのです。

 

 丘のうえの小さな写真館号の座席の下はフラットになっているので、そこに水を収納しています。
 収納のための4リットルの大型ペットボトルは焼酎の入っていたものを流用し、1.5リットルのものはジュースのペットボトルを使っています。
 僕は焼酎は飲みませんので、知人からの頂き物です。以前、現像所の人がこれを見たとき、「好いですね〜〜」とうらやましがっていたことがありましたが、実は入っていたのは全部おいしい水だったのです。