写真館通信の世界
★全国星空継続観察会実施される
去る、八月九日〜二十二日の間、全国で「全国星空継続観察」の夏の部が実施されました。
 全国から658団体、合計8267人の参加があり、丘のうえの小さな写真館も微力ながら参加しました。参加したとはいうものの、ただ写真館の前で双眼鏡を使ってこと座の星がどこまで見えるかと、天の川は見えるかということを調べただけで、これを所定の記入用紙に書いて提出するといった簡単なものです。この「全国星空継続観察」は夏と冬の2回行われていて、今年で十四年目になります。
 主催は環境省と日本環境協会で、みんなに協力をお願いして毎年2回行われています。
 その目的は「星空を観察するという身近な方法を通じて大気環境の状態を調査し、大気保全の重要性を多くの方々に考えてもらうこと」にあります。そして、また「全国星空継続観察への継続的な参加を通じて、各参加者が大気汚染の状況や光害と呼ばれる現象の一つである夜空の明るさの増大などを実感し、大気環境と人間活動とのかかわりについて、問題意識を深める活動の一つとしてより多くの方々に参加し
ていただくこと」を目指しています。
 それで、この継続観察の結果と共に冬の分が昨日写真館宛に送られてきました。とにかく今から遡ること十四年前から星が見えなくなって来ていることに、環境省や日本環境協会が気付きその原因を探ると共に多くの人に普及活動を行っているものなのでしょう。
 そこで、丘のうえの小さな写真館としても、一人でもこれに参加して欲しくて、ここで紹介してみました。
 この観察会に参加するには都道府県庁の環境部に「星空継続観察に参加したいんですが」と電話すると、資料が送られてくるので、これに結果を書いて送り返せばいいわけです。一文の得にもならないのですが、星空を守るという正義の星が胸に輝く人には是非参加してほしいイベントです。下に、夏の結果の一部を参考までに紹介してみます。