今年のカレンダーの補足でも紹介したのですが、今年は火星がさそり座のアンタレスに接近する年で、しかもほとんど地球に対しても大接近しています。
火星の公転周期は687日で、地球の公転周期365日にとても近いため太陽系の惑星の中で一番出会いにくい惑星です。(約2年半ごと)しかも、火星軌道の離心率は大きく、軌道上のどこで出会うかによって大きく見えたり小さくしか見えなかったりします。地球から見てこの大きく見える時を大接近と呼んでいるのですが、それは15年か17年に一度か二度しかありません。だから、人が一生のうちで、大きく見える火星に出会えるチャンスは3〜4回しかないわけです。
今年はその火星が大接近に近い年でしかもその敵と称されるアンタレスに近づきます。アンタレスとはギリシャ語で「火星の敵」と言う意味。赤さの点ではアンタレスが色指数+1.8、火星が+1.4なので、アンタレスの方が赤く、明るさというと断然火星の方が明るい。しかし、アンタレスは直径で火星の四万六千倍の大きさがあり、太陽の五千倍明るい。また、アンタレスは変光星で、4.8年周期で0.9〜1.8
等の間で、明るくなったり、暗くなったりしている。一方火星は地球の半分の直径で、一日は地球の二十四時間にほぼ等しく、一年は687日で、傾きは25度なので、地球と同じ感じの四季があります。だけど、離心率が大きいので、四季の長さが等しくなることはありません。月は二つあってフォボス、ダイモスと呼ばれています。地球の月に比べ、かなり近いところを回っていて、面白い動きをします。
以上大急ぎで、見てきましたが、両者とももうすでに南の空低くよく見えていますので、またとないこの機会に是非一度火星とアンタレスの対決を御覧ください。 |
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