写真館 写真館通信 写真&撮影
。・ 金星の撮影 2007.7.24 。・
 2007年は金星が、宵の空、明の空にと一年中よく見える一年であった。僕は金星がことのほか好きなので、2007年中、何かといっては金星を写していた。
 上の写真はそうしたときの様子であり、この頃はライカR9を使い、うそのように軽快に金星を撮ることができるようになっていた。
  
 2007年7月24日頃の金星は、かなり高度を下げて、夕焼け空低くに大きな金色の光となって輝いていた。
もう、一直線に太陽に近づき、それを越えれば、今度は「明けの明星」となって明け方の空に輝きを放つことになるだろう。
 以前、真っ暗な雪原の中で、夜明け前に金星が東の空から昇ってきたのを見たことがある。
その時の金星はまるで火の玉のように輝き、そのあまりの巨大さに驚き、おののき、後ずさりするほどの恐怖を覚えたことがある。

 しかし、上の写真のような宵の光の中で見る金星の光芒は、まさに黄金の輝きであり、金星が美の女神ビーナスの星であることを十分に納得できる。