深き冬の夜に ぼくはただ一人、銀河の動きをじっと見つめている。 そんなときいつも思うことは この自分の立つ大地のめまぐるしい回転と かなたの銀河の描く無限時間の回転とのアンバランスのことだ。 今ぼくは有限の時間に支配されている。 しかし、今ぼくが見つめているものは、無限の時の流れだ。 ぼくの夢は、いつかあの無限の時の流れの中を旅ゆくことなのだ。