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丘のうえの小さな写真館の四季
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★カボチャの収穫★
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『カボチャの収穫』 2004年9月
上の絵は2005年カレンダーのために慶ちゃんが書いた一枚の絵。
この年、僕たちは2005年カレンダー制作のために、連日連夜厳しい制作、作業に追われていた。しかし、ほんのひとときの休養を求めて、束の間の駒ヶ岳付近の撮影に出た。
その時、出会い、慶ちゃんが描いたのが、上の絵『カボチャの収穫』である。この絵の他にも、この小旅行で慶ちゃんが得た絵の題材は多く、いかに人間にとって、休養が必要かわかるだろう。
人は、多忙の中から何も生み出せない。しかし、暇な時間からも何も生み出せない。
多忙のために、心が完全に疲れ果てる前に、躍動する心を回復するために、可能な限り僕たちは外界を彷徨するべきである。
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あてどなく、駒ヶ岳山麓を走り回っていると、カボチャの無人販売所に巡り会った。大喜びで近づいていって、カボチャを買い求めた。
画面右後ろに見えるのが、駒ヶ岳。なじみの山である。 |
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カボチャ無人販売所の中には、どっさりカボチャが売られていた。駒ヶ岳山麓はカボチャの産地なのだ。
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帰るまで待ちきれないので、早速途中の道で食べることにした。
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一刻も早く食べられるように火力全開でカボチャをゆでる。丘のうえの小さな写真館号には、常時、カボチャを味付ける程度の醤油、砂糖類は備わっている。 |
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カボチャをゆでながらふと見上げた秋の空。空を見るのも久しぶりだなあ。
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今度は地面を見ていると、切り落としたカボチャの切れ端にアリが寄ってきた。
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カボチャをいただいているところ。ついでに、ご飯も炊いた。左にある焼酎のペットボトルには水が入っている。
以前、現像所の人が丘のうえの小さな写真館号にびっしりと入っている焼酎のペットボトルを見て、「いいですな〜」と誤解したことがあった。僕はあまり酒を好んで飲まない。
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これでカボチャ一山1000円。カボチャの食べ方、皆さんは何種類ご存じですか? |
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