★マミヤセコール ULD300mmF5.6N★
僕が最初マミヤM645のセットを買ったときについてきた300mmは
上の“ULD硝子”を使ったタイプではなくて
この一代前のレンズでした。
そのレンズは、ボロボロになるまで使ったあげく
二本の樹を撮っていた最中に
どこかへ紛失していまいました。
そこでこの“ULD硝子”を使ったタイプの300mmを買うわけですが、
その当時、まだまだ高くて、
神戸の馴染みの中古専門店で、7万円という高値で
涙涙で買いました。
このレンズは、F値を5.6と欲張らずに軽量コンパクトにしていることは
大変評価できるのですが、
背景をぼかそうとすると、
ぐるぐる巻きのボケになって、嫌になってやめてしまうという
何度も辛い思いをしたレンズでしたので
このレンズが嫌で、ハッセルブラッドの望遠に憧れていったという経緯があります。
描写はいたって普通で、
どこに低分散硝子をいれているのか、今となってはよくわかりません。
でも、長らくに渡り、僕の撮影を影ながら支えてくれた
一番最長の望遠レンズが、
このマミヤセコールC300mkmf5.6ULDです。