★ ニコン ズームニッコール20-35mmf2.8D ★
僕はその昔、シグマの超広角のズームにだまされて以来
超広角のズーム恐怖症になっていて
その後しばらく超広角ズームが使えない状態が続き
頭の中から抹消されていたほどです。
それで、ズームを使う場合には
標準ズームである、28-70mmを中心として
超広角は単焦点で、と思っていましたが
ニコンには単焦点の超広角の気に入ったレンズがなく、長いことあきらめて
放置していました。
そこに、慶ちゃんが、上にあるズームニッコール20-35mmf2.8Dに目をつけ、
大雪山などの撮影で使い始めます。
このレンズは
今とは違って、精研削非球面レンズが使われており
そのせいで、それまでのズームからみれば
格段にシャープな写りをするようになり、僕も大雪山などで借りてよく使いました。
ニコンのこうしたズームはさすがで、
ヘリコイドもズームリングもなめらかそのもので、
重量も適度で、使っていて気持ちが良く、疲れを感じにくいのがいい点です。
レンズ表面の梨地の塗装も手触り良く、傷も付きにくく、寒いときに冷たくもなく
本当によい塗装だと思います。
この後、ニコンの超広角ズームは
17-35mmf2.8EDなどへ、更に14-24mmf2.8などへと進化を遂げているようですが
僕には今のところ、それらの性能はわからずじまいです。