ここで、“早春のエフェメラル”として紹介する春の花々は北海道を最も北国らしいと感じさせてくれる花々で、
いつか出版したいと考えている『北国の童話』という御本の一番最初をこの早春の花で飾ることは決めています。
“早春のエフェメラル”というのは、“春の妖精たち”という意味であり
樹木の葉が出ない早春、大地を覆うように咲く、小さな花々のことです。
また、エフェメラルは春の“はかなきもの”という意味でもあり、
彼ら春の妖精たちは、春の深まりと共に枯れて、葉も消え、
いつしか姿が見えなくなってしまいます。
|