館 カレンダー『北国の小さな物語』
★1998年 12月★
『雪の妖精たちと』

美しい冬の夜
二人だけの心の世界に
静かな雪が舞いおりる
いつもは寒くて、いやな冬の夜なのに
愛しい君といると
雪の妖精が春の花びらの舞うように見える。
ああ、君のぬくもりが寒かったぼくの心を愛撫する。
ああ、これが幸せというものなのか

[冬至]
1年で夜が最も長い日。北緯67°を越えると、冬至前後、太陽が昇って来ない日が続く。しかし、逆に冬至からは、昼の時間が日一日長くなる。日本では、これを「冬至祭」として太陽の復活を祝い、冷酒を飲み、柚子湯(ゆずゆ)に入る。(柚子湯に入ると、ひびあかぎれなどが治るからだそうです)そしてコンニャクを食べて体の砂払いをし、保存のきくカボチャを食べて栄養をつけたり、冬至粥(とうじがゆ)をいただく。
1998年12月日付欄イラスト