館 カレンダー『北国の小さな物語』
★1998年 9月★
『そよ風の湖畔』

静けさとそよ風の出会い
揺らめく湖畔の調べ
うつろにかすむ眼をあけゆれば
美しき夕映えの湖畔
風にそよぐ樹木
祈りにも似た、安らぎのひととき。

[お彼岸(ひがん)]
 春分と秋分の前後三日ずつ、計七日間をさし、各々春の彼岸、秋の彼岸という。初日を「彼岸の入」当日を「彼岸の中日」終日を「彼岸の明け」と呼んでいる。もともとは仏教の言葉で現世の比岸(しがん)に対しての彼岸(極楽住生の世界)であり、彼岸に仏事を営み再び生まれ変われることを願った。

[十五夜]
 旧暦8月15日の夜のことを言い、旧暦では7月、8月、9月の3ヶ月を秋としていたのでその真中に当たる8月
を仲秋と呼ぶ。古来、観月の好時節とされ、月下に清宴を張り、詩歌を詠じ、民間では月見団子・芋・枝豆・栗などを盛り、神酒を供え、すすき、秋草の花を盛って月を祭った。今年は10月5日が十五夜である。