環境への想い
★せっけん(石鹸) No1.
丘のうえの小さな写真館が常備・常用するせっけんの数々。
 今、この世では合成洗剤が全盛である。誰もが罪の意識なしに、それを「普通」と思い、合成洗剤を使っている。どうしてなのだろうか?
 合成洗剤は自然界にとても厳しい。合成洗剤は自然界に入るや否や、自然界の生き物を殺し続けながら海に至る。そして、海では海の生き物を犯し、海の環境を壊し、楽しく暮らしている罪なき海の生物の体内に蓄積する。
 そして次に、漁師の手によって、再び合成洗剤を含んだ魚や貝類は人間の口に中に入り、最終的に人間の体内に戻ってきて、そこに蓄積する。
 そして、人が死んで、再び水や空気に戻るとき、合成洗剤もまた自然界に帰っていく。もし、可能ならば、我々は合成洗剤はもちろんのこと、せっけんでさえ使わない方がよい。
 しかし、もし我々が快適なスピーディーな暮らしと環境保護とを同時に考えるとしたら、石鹸ぐらいは使用しても許されると僕は考える。ただ、その代わり、石鹸が少なくとも海に帰る前に速やかに分解されるような工夫をするべきである。

 以下には、各生活の色々な場面で活躍してくれる石鹸を紹介しながら、石鹸を使うことが自然界だけではなく、どれほど自分自身にも有用なことであるかを、解説していこうと思う。しばし、耳を貸してほしい。

★せっけんシャンプー
僕が愛用する石鹸シャンプー
 上の石鹸シャンプーは僕が長年愛用しているものである。
この石鹸シャンプーは特に髪の毛が抜けてハゲになりたくない男の人に勧めたいものです。特にストレスの多い仕事やあまり動かない仕事をして低血圧気味の人ははげやすいので、要注意。そういう人ははげないために、今すぐに石鹸シャンプーを試されたし!
 無論、石鹸であるから、環境にもやさしく、人の頭髪にもやさしい。もし機会があれば、普通に売られ、普通に多くの人が使っている合成シャンプーの成分表を一度御覧下さい!驚くほど恐ろしい化学物質がずらりと並んでいますから!しかも、ほとんどが床磨きに使う合成洗剤と同じ成分ですよ。合成シャンプー使用者は、床と同じもので頭を洗うようにされている。是非これに気づいて下さい!
 こんなものでいつまでも頭を洗っていたら、はげるのは当たり前です!
 上の写真は僕の使用する「玉の肌石鹸シャンプー」の裏面の成分表です。どうです。ご覧下さい。全成分が水とかりセッケン素地だけからできています!
 これを合成シャンプーの成分表と比べて見て下さい!きっと驚かれると思います。

しかし、ここで要注意なのは、「自然にやさしい!」などと宣伝されていかにも頭にもよいようなイメージで売られているシャンプーにもご用心です!きちんと裏の成分表をご覧下さい!どこにも自然にやさしい成分はないですから。

★リンス
リンスとは石鹸のアルカリ性を中和することである!
頭を石鹸シャンプーで洗った後は、髪の毛はアルカリ性になっているから、これを中和して中性に保つ必要がある。そのためには、市販の合成リンス剤ではなく、薬局で売っているクエン酸という酸を適度に薄めて使用するといい。クエン酸はレモンに含まれる酸であり、食品添加物としても利用されている。
〈クエン酸による、オリジナルリンスの作成〉
 薬局でクエン酸を買ってきて、約15%〜20%くらいの濃縮液を造って、これを使うときに風呂場のお湯で10倍〜20倍くらいに薄めて、髪の毛にいきわたらせるようにする。(中和)
 そして、理想的には2〜3分待った後、よくすすげばいい。そうすると、翌日にはさらさらとした気分良い髪の毛に仕上がる!

クエン酸15%〜20%の濃縮液の作り方の目安
 生活は多忙を極めるだろうから、適切な分量を量るのが面倒な人は慶ちゃんのように適当なやり方でもなんとかなるだろう。

 左のような石鹸シャンプーの空き容器(350ml)を用意して、オレンジ色の線くらいまでクエン酸を入れ、後に水色の線まで水を入れ、あとはクエン酸の粉が溶けるように振るだけである。

これを濃縮液として持ち歩き、使うときに風呂の湯で適当に薄めて使う。その時の濃度は経験と勘による。手触りでこれくらい!って、わかるようになるから。

★体を洗う石鹸
 僕が愛用する体を洗う石鹸。左が松山油脂製で、右は太陽油脂製。この他にも「シャボン玉石鹸」もすばらしい!
個人的には、石鹸シャンプーよりも体を洗う石鹸を使う方が好き。よくボデーシャンプーなどと言う恐ろしいものが売られているが、絶対にやめた方がいい。
 石鹸がドブにはいると、見た目には汚く見える。それに対して、合成洗剤がドブにはいると見た目にさらさらして綺麗に見える。いかにも、きれい好きのもの知らずの主婦の人が好みそうなドブになる。
そして、合成洗剤が流れたドブの水を一滴採取して、それを顕微鏡で見ると、そこに生き物は一匹もいない。それに対して、石鹸水が流れたドブの水の中ではゾウリムシなど微生物がすいすい泳いでいる!!
 自然を知っている人ならば、どちらが本当に綺麗かわかるだろう!合成洗剤が流れたドブは死のドブなのであり、石鹸水が流れたドブは微生物生誕のドブなのである!すばらしい!

 こういった、環境的な問題に興味がないのなら、次に子供や赤ちゃんのことを想定してみよう。
まずは、赤ちゃんを合成洗剤で洗ってはいけない!子供もである。もちろん、肌にやさしい!ことを宣伝文句にしている合成洗剤も同様に要注意である。アトピー性の皮膚炎にしたくなければ、是非ともせっけんを試すべきである。

 次に、大人も石鹸で洗ってみよう!僕は石鹸で洗った感じが好きだ!この感触は言葉にできないが、体を洗った感触の良さを追求する大人もまた、石鹸がいい。
 合成ボデーシャンプーのでっかいボトルをずらりと取りそろえて風呂屋に来る人々とはどういった人種なのだろうか?男でもそういう人種が多くいる。男は石鹸箱一個で充分とは思わないか!

★洗濯用 粉せっけん
 今度は、体を洗うものではなく、服を洗うせっけんの話し。これは洗濯機に入れて比較的大量に使うので、これをアタックなどの合成洗剤を使うと、海や川など自然はたまったものではない。
 ある時、自然環境を守ることのうんちくを話す夫妻と会った。その時、洗濯石鹸のことが話題になり、環境を守る方の奥様に洗濯には何をお使いですか?と聞いてみた。
 すると、石鹸は使いにくいから、合成洗剤を使っているとのことであった。
 これは驚きの発言である。自然環境を守れ!と叫んでいる方の奥様は洗濯に合成洗剤をご使用になっていて、やめようとは思っていないとのことだ!
 これはまさにキツネのえりまきをしながら犬をいじめている子供を叱責するご婦人の理論である。

 再び、洗濯には大量の洗剤を使うから自然界へのアタックは大きい!ですから、お願いだから石鹸に変えてほしい!
以下に2種類の洗濯用粉石鹸を紹介いたします。参考にして下さい!

●木綿や合成繊維の衣服を洗う場合に使う値段の安い粉石鹸。
 値段がとても安いので、木綿や合成繊維のような大量に洗う場合に使用している。石鹸分は60〜70%でしかないが、普段の使用には価格との折り合いからこれで充分だろう。
●純粉石鹸(石鹸100)
石鹸分100%なので、ウールとか絹といった、特別な衣服を洗う場合に使用しています。また、赤ちゃんとか皮膚の弱い人には最適である。以上、両者はお金と相談しながら使い分ければいいと思う。
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