●釣り
ぼくは釣りが好きで、中学時代の休みの全て時間、釣りをして過ごした。
そして、その頃真剣に一生釣りをして飯をくっていければどんなにいいだろう!と真剣に考えていた。
ぼくが北大の水産学部に来たのも、釣りはできなくても魚と関わる仕事につきたかったからだった。しかし、水産学部に来てからは、世の中の視野が広がり、釣り以外に自分が生きて行きたいと思うような世界があることにうすうす気づき始めていた。そんなわけで、水産学部での授業には力は入らず、ぼくはどんどん魚が嫌いになっていった。なんと、大学にいる間、一度も釣りに行っていない!
でも、最近、撮影の合間に努めて釣りに出かけるようにしている。どんな仕事にも息抜きが大事だけれど、決まった休みのない写真家業では、休むタイミングをとるのが難しい。無理をしていないつもりでも、身体にストレスがかかっていたりするから、そんな時は思いきって釣りに行くことにしています。上の写真では大沼でのフナ釣りをしているところで、白鳥が餌をくれるものと思って寄って来た。