撮影機材 ハッセルブラッド・Hasselblad
シャッターボタン
今度は、ボデー前面から全体を見ています。
シャッターボタンの位置がよく分かります。
このシャッターボタンを押すと、レンズに付いているシャッターが動くようになっています。
当たり前のことのように思うでしょうが、実はここがハッセルブラッドの凄いところです。
マミヤRB67などで、ミラーを上げて撮影しようとすると、
ボデーに付いているシャッターを押してもレンズのシャッターが動作できないため、
ダブルレリーズを用いて、レンズ側にもレリーズをねじ込まなくてはいけません。
これは、レンズ交換をする度に、レリーズを付け替えるという煩雑さを招き、
とても実用できないものになります。
こりに対してハッセルブラッドではボデーシャッターを押すとレンズのシャッターがちゃんと動作するのです。
「当たり前じゃないか」と」言われそうですが、
実は有り難いことなんです。

ついでにもう一つ。
レンズの脱着ボタンについて。
上の写真にあるボタンを押すのですが、
このボタンの手触りは先端が丸くなっていて
とても良い感触でレンズ交換ができます。
しかも、ハッセルブラッドのバヨネットは精度良く工作されていて、
レンズを脱着するときの回し角度が少なくしかもカチッととまりますので
レンズのつけはずしは快感を伴いながら
確実にガタなく止まります。
M型ライカもすごいですが、ハッセルブラッドも負けていません。
マミヤM645時代、マミヤM645は使い込んでくると
このバヨネット部、つまりレンズとボデーの接合部で
レンズが回り始めて、末にはガタガタ始まったこともありますので
にくいほどハッセルブラッドの加工精度は良いようです。
シャッターボタンの使い方
ハッセルブラッドのシャッターボタンには粋な工夫が凝らされています。
これは上の写真にある、赤●の付いたレバーの存在です。

通常は上のように、「○」の位置にこのレバーを倒して使用します。
T(タイム)使用位置
次に、この赤●レバーを右に倒し
「T」の位置にして、シャッターを切ると
レリーズなしでも、シャッターボタンは戻ってこないで
シャッターは切れた状態を維持してくれます。(上右写真参照
つまり、B(バルブ)とは違ってレリーズ無しでも長時間露出ができるという優れた機構です。
この時レンズのシャッターはB・バルブにセットします。
解除するとき(露出を終えたいとき)にはこのレバーを○の位置に戻すだけです。
簡単なすばらしい機構ですね。
レリーズを使うときには
このT機構は使えなくなり、通常○の位置にして
あとはレリーズのストッパーを使います。
シャッターの問題
ハッセルブラッドのシャッターの問題点としては
ボデー前面にしかシャッターがないということで、
このことにより、手でシャッターを切ると
力のはいる方向が、地面に対して平行となり、
ぶれやすくなります。
それで、レリーズを使ってシャッターを切ることが多くなりますが、
この時レリーズが出っ張って、
レンズのヘリコイドがとても回しにくくなります。
このヘリコイドの回しにくさを少しは回避する方法はありますが、
いずれもなんらかの問題を生じます。