撮影機材 ハッセルブラッド・Hasselblad
ミラーアップ機構
 ハッセルブラッドには当然ミラーアップ機構が付いている。
中判カメラの場合ミラー作動による振動が非常に大きいので
僕はほとんど100%、ミラーアップして撮影します。
ミラーアップする場合には、上の写真にあるミラーアップレバーを上に押し上げるのですが
ミラーが跳ね上がると同時にバックシャッターも開いて
あとはレンズのシャッターが作動して
光が導かれるのを待つだけの状態になります。

この状態は極めて緊張した状態で、後戻りはできません。
マミヤM645というカメラは
このミラーアップが何度でもできたので、
風などが吹いてきて
構図やピントが不安になると
「やっぱりやめた〜」という感じで
再びやり直せました。

しかし、ハッセルブラッドの場合にはR型ライカもそうですが、
一部のカメラをのぞいて、ミラーを上げるともう後戻りができなくなる
カメラが多いです。
ミラーアップ機構の問題
ともあれ、ミラーアップ機構は有り難い機構ですが
その反面、ミラーを上げてしまうということは
撮影のまさに直前まで対象を見ながら写すことができない、ということであり
これでは一眼レフの魅力が少し減ってしまいます。

僕は長らく中判カメラを使ってきましたので
このミラーアップのことは頭の痛い問題でした。

動き回る対象を撮るときに困ります。

そんなとき、ミラーを上げずに、そのまま撮るのですが、
なんとなく自信がいまもってありません。