館 過去の撮影機材 マミヤM645 1000s
マミヤセコール A200mmF2.8APO
マミヤM645のレンズの200mmのアポレンズ。
大阪の中古店で今では信じられないような高い値段で買いました。
このレンズが僕が初めて買った十万以上のレンズでした。

その大阪の中古店がなんだか怪しいところにあって、
近くの銀行のATMも怪しく見えた。
そのATMまで妻と二人でお金をおろしにいって、
それで買うわけですが、終始びくびくしていたことをよく覚えています。
レンズ後部。鏡胴内部が植毛処理されている。
マミヤならではの細かな配慮です。
しかも、このレンズはマミヤにしてはめずらしく手を抜かずにマウント部にステンレスを採用しています。
他のレンズもこうあってほしかったです。
マミヤM645の他の大部分のレンズは柔らかいアルミニュウムのマウントなので
頻繁にレンズ交換をすると、すり切れていく貧弱なものでした。
このレンズの最大の魅力は、レンズの美しさとレンズ構成が自分の好みにあっていることでした。
注意してみると、ハッセルのFE110mmF2のレンズ構成と良く似ています。

硝子はとても綺麗で、前玉の曲率の曲がり具合や鏡胴の色使いなど、僕好み。
ライカのレンズなどと比較すると、
そのコントラストが悪いことが目立って
どうしても使えなくなってしまいました。