館 過去の撮影機材 マミヤM645 1000s
僕の主砲だった マミヤセコール 55-110mmF4.5N
マミヤ・Mamiya 55-110mmF4.5N

このレンズは長いこと僕の主砲であったレンズです。
最初マミヤM645のセットを買ったとき
ボデーと55mmと80mmと300mmしかありませんでしたので、
僕は次に105-210mmの中望遠ズームを揃えました。
余談ですが、この時買った105-210mmは特殊低分散硝子を使う前のレンズで
抜けの悪いレンズでした。

そうして次にどうしてもほしかったのが
この標準ズームの55-110mmでした。
しかし、こうした肝心のレンズも当時の僕には予算をさけず
慶ちゃんに買ってもらうことになります。

しかし、買ってもらった55-110mmレンズも使っていくうちに
ガタガタボロボロになり、
とうとう買い換えます。

その時も中古で考えましたが、届いたレンズが気に入らず
水越さん(函館の修理専門店の御主人)に見てもらいましたが
これはやめたほうがいい、とアドバイスを受けて
僕は思いきって新品を購入することにします。
当時新品で買うと10万円です。
今では中古で1.5万円も出せば買えるでしょう。

しかし、新品での購入は、やはり好結果をもたらします。
新品のレンズの抜けの良さ、発色の鮮やかさは驚くべきものがありました。
特にその時、写したのが東大雪のルピナスの大群落の写真でしたから
なおさらそう感じたのかもしれませんが
慶ちゃんと二人で、そのことにはかなり驚きました。

こうして、15年間に僕はこのレンズを2本使い
おそらく6万枚はこのレンズで撮ったと思います。
それ程良く使いました。

でもその間、何度ズームが動かなくなったでしょうか。
何度ビスの締め直しをしたでしょうか。

描写はいたって普通で、
シャープさに降ったレンズのような気がします。

フィルターは67mmで
前玉の曲率も小さく、派手さはありませんが
とても清楚な印象を受けます。

一番最初の55-110mmには
前玉に傷を付けてしまいましたが
2代目のレンズには、傷一つつけずに
最後まで本当に綺麗に使うことができました。
マミヤM645 1000s +C55-110mmf4.5N

このカメラとレンズの組み合わせが十年間、僕の主砲だった。
目をつぶっても、どんな状況でも、操作できるのが自慢でした。