旅の空の下から
旅先、撮影後の夜の食事
 たいてい旅先での撮影は、夕日が沈むまで、金星が沈むまでとか夜遅くにまで及ぶのが常で、
食事はいつも夜暗くなってからです。
 それでも、その日の撮影が終わった後、明日の撮影地まで行っておく必要のない日はましで、
一番辛いのが明日の朝の撮影地まで夜のうちに行っておくことです。
 すると、食事は深夜にかかることもしばしばで、げっそりしてしまいます。

 上の写真は、兵庫県浜坂町の余部崎灯台の駐車場にある
豪華なテーブルの上で夜の食事を作っているところです。
我らの食事の中心となるのは、豆腐と納豆であり、
たいていはこれにみそ汁と缶詰を加えるのが一般的です。

みそ汁の具は、じゃがいもと玉ねぎを入れることが多く、
次いで大根が多い。缶詰はやはりサバだろう。

 コンロは、コールマンのガソリンコンロとガスコンロを併用します。
ガソリンコンロは着火のたびにポンピングという大変わずらわしいことをしなくてはいけないし、
炎が安定するのに時間を要するけれど、
ガスコンロの用のガスカートリッジが大変入手困難になる本州の山奥でさえ
ガソリンは簡単に手にはいるゆえ、炊事のメインはやはりガソリンコンロとなります。
 
しかも、こうしたガソリン高騰の最中であっても、
ガスに比べ圧倒的な安さとパワーを誇っており、
ガソリンコンロを使い始めると、なかなかやめられないことになります。

ただ、古くなってくると、弱火がききにくくなることもあり、
そうしたときガスコンロが出番となります。
そのため、僕たちは適宜併用するのです。

 みそ汁の具を準備する慶ちゃん。
ナイフは、色々と使ってきましたが、
今では貝殻印の果物ナイフを多用しています。
これは800円ほどのものですが、
切れ味が長期に渡って持続するすぐれものです。
 みそ汁を造っているところ。今宵は椎茸入りである。