旅の空の下から
車を止めて眠る
 僕たちは宿に泊まることはありません。
全て車の中で眠ります。
大都市の近くではない限り、どこかここかで眠るために無理のない場所はあるもので、
地図はこのためにも必要です。

ただ、宿泊中に車が動いてしまっては大変。
念には念を入れて車輪止めをしなくてはいけません。
あと、特に冬期間、寒いからといって、暖房をかけたまま寝てはいけません。
排気ガスで死に至ることが多いのです。
僕らは最強の寝袋を携帯し、そこに入って眠ります。
マイナス20度は楽勝の寝袋です。買うときは高いですが、
車で眠るのには山の上のように究極的な軽量コンパクトは必要ないので、
化繊の最高峰で充分対応できます。

ただ、冬はこうして寒さは防ぐことができますが、夏の暑さは防ぎようがありません。
僕は網戸を貼って蚊を防ぎますが、
蚊はその隙間から必ず入ってきて僕らを苦しめます。
蚊と暴走車は全国くまなくいます。
どうして、車に網戸がないのか、いつも不思議に思います。
車輪止めは厳重に!念入りに!