丘のうえの小さな写真館の四季
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★ 2006年 秋の丘のうえの小さな写真館風景1★
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今年、庭に一本の栗の木を植えた。苗木は旧大野町(現・北斗市)の牧野農園の牧野氏から800円で購入。 牧野さんはすばらしい人物である。いつ行っても、なかなか苗木を売ってくれない。必ず彼のありがたい苗木談義を聞いてから、ありがたい苗木を売っていただくことになる。 ある時などは、「忙しいので…」と断ると、「おまえたちが忙しいはずはないから、いいからお茶を飲んでいけ!」と言われて、ありがたい講話を聞いたことさえあった。 そして、栗の苗木に関しては、前年、僕がオータムコロンとオータムポロンという苗木が欲しい!と言うと、「オータムポロンだと〜!」とおっかない顔をされて、「まあ、いいから座れ」という運びになったことがある。 その時にも、オータムポロンは東北のどこそこの人が造っている…という話やら、栗の選び方まで講義が続いた。 そして、その時には結局、苗木は売ってもらえず、今年ようやく栗の苗木を購入させていただいたということなのである。 確かに、栗は実においしい実っこである。今年は一年生であるので、“牧野栗”からは4粒しか収穫はなかったけれど、来年からは実に楽しみである。 |
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栗の実っこは実に艶々として、本当に美しい。神戸で育った僕はこの美しさを長らく知らないで育ち、今まで栗の木を庭に植えることには消極的だった。実に残念なことである。 | ||||||||||||||||||||
栗に対し、上の写真にあるサンショの実っこはここに来た当初から植えて、とても大きく育った。 実際にサンショの実は山鳩(ヤマバト)の好物であることがわかってから、採って食べることはしなくなった。あまり近づくことはしないけれど、たまに行くと、ヤマバトがサンショの木の陰からばたばたと飛び立つのである。 |
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サンショの実は最初、上の写真のように赤い殻に包まれていて、緑の葉と相まって(鳩止まって)実に美しい。この赤い殻がはじけて、中から黒い実っこが顔を覗かせる。 | ||||||||||||||||||||
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