撮影機材 ハッセルブラッド・Hasselblad
ゾナー Sonnar CF180mmf4
ゾナーSonnar CF180mmf4

MTF曲線を見てもこのレンズの性能の高さは見て取れると思いますが
このレンズの描写は実写でも驚くほど高く
滑らかで、シャープな写りはハッセルレンズを代表する実力を持っています。

そして程良い焦点距離180mm(35mm判換算;100mmくらい)
でえあるため、使用頻度がとても高くなるレンズです。

ハッセルブラッドのアナウンスによると
この性能を特殊低分散な硝子を使わずに達していて
そのために気温による焦点変化がなく
無限の位置も∞マークを越えないようになっています。

これは僕の場合には、星の撮影でもとても有効で
そのつど、ピントをチェックしないでも
すぐに自分が出して置いた∞位置で撮影開始できるのです。

そういうわけで、ハッセルブラッドを使う場合には
是非とも使ってほしいレンズがこのゾナーCF180mmf4です。

それにしても、
この
“Sonnar;ゾナー”という言葉ですが、
実に粋ですね。

ドイツ語で太陽のことを
“Sonne ゾンネ; 太陽(女性名詞)”と言いますが

僕はこのゾナーSonnarはこの太陽という意味のSonne ゾンネから
来ていると思うのです。

もしそう考えるのなら、このレンズは太陽を撮るレンズという
意味になりますから、何とも粋な名前を考え、命名するものだと感心してしまいます。

どこかで、この太陽
Sonneから来たのではない、と言っていた人がいましたが
ことの真相は知りませんが
僕はそう思っていたいと思います。

ゾナーSonnar=太陽を撮るレンズ。すなわち光を撮るレンズ、すなわち万物を撮るレンズということになる。