撮影機材 ハッセルブラッド・Hasselblad
ゾナー SONNAR CF250mmf5.6
ゾナー SONNAR CF250mmf5.6と愛機503CX

僕がプラナーCF80mmf2,8の次に買ったハッセルブラッドのレンズが
このゾナーCF250mmf5,6でした。

風景写真にはこの焦点距離はなくてはならないもので、
非常によく出番が回ってきます。
特に本州を撮っていると、標準レンズよりもずっと出番が多いのです。

出番が多い割に、ゾナーCF180mmやテレアポテッサーCF500mmf8アポなどと比較すると、
この250mmは切れ味のないレンズで、
どうしても物足りなさを感じてしまいます。

また、ゾナーCF250mmf5,6はとても逆光に弱いレンズで
太陽方面を撮っていると、
余程フードや手などで迷光をふさいでも、防ぎきれないことがあります。
レンズを見ていると、レンズの存在を感じさせないほど透明なレンズなのですが、
どういうわけか、逆光に弱いんです。

これは僕のゾナーCF250mmf5,6だけなのか、
時代が下ると改善されるかどうかはよくわからないのですが、
この逆光に弱い点と、解像力がないところがこのレンズの嫌いな点です。

硝子は存在を感じさせないほど、透明です。
ゾナーCF250mmf5,6カラー作例
ゾナーCF250mmf5.6による作例。最新のポストカード作品から/ 高知県四万十市 四万十川
 ゾナー250mmはあまり人気がないレンズで、比較的安い。
 しかし、実際風景写真のことを考えると、250mmレンズの使用頻度は極めて高く
特に広さのない本州での撮影では、ゾナーの180mmと共に、大活躍するレンズです。
 
これくらい使うのだからゾナーCF250mmf5,6スーパーアクロマートを考えたりもしましたが
考え始めた頃から、撮影機材がライカ中心となり
この考えは保留になったままです。

上の写真は写真展で全紙にまで伸ばして展示したものですが
この写真を見る限り、
河原の石ころの一個一個まで分解していて
すごくシャープに感じます。

ですが、他のレンズとこれを比べてしまうと
やはり見劣りしてしまうのです。
せっかくハッセルブラッドを使うのだから、
コントラストと共に解像力もほしい、となぜか思ってしまうんですね。