館 星空への想い
★星空への第一歩★No.1
 人にはそれぞれ違った星への想いがある。もちろん、星への想いの強さも人によって違う。そうした違いはともかく、まずはどうやって星に近づき、その第一歩を踏み出せばよいのか、ここではそのことを考えたい。
星空への第一歩
 実際の星空への第一歩を記すには、どうしても街をはずれて、郊外に行かなくてはならない。しかも夜にである。
このことがまず先にその第一歩を鈍らせてしまう。
 もし子供なら、お父さんかお母さんの理解無しには星に近づく方法、チャンスは少なくなる。
従って、子供も大人もだがまず第一に月のない晴れた夜に、どれだけ街から離れた星空の下に行けるかが第一歩の鍵になる。
 
月のない夜に街から離れよ、
まず、カレンダーなどをよく見て、月のない夜にできるだけ街から離れたところへ行く。できればできるだけ標高の高いところがよい。
 その理由は、月があると、月が明るすぎて星明かりが見えないからで、街から離れるのは、街明かりで星が見えないからで、できるだけ標高が高いところへ行くのは、空気が少ないところへ行きたいからだ。
月のない夜に郊外に来たら。
 星を見る一番美しく簡単な方法はこの二つの目で見るということだ。神様が下さったこの二つの目に勝るものはない。だからまずは何も考えずにこの二つの目でじっと見ることだ。
 ただその時、夜露が当たったら、身体に悪いので、できるだけ暖かい格好をして行くことが必要で、できるなら上を見上げるために必要な敷物を持っていくのがよい。ちょうど右のイラストのような感じ。
 
手持ちぶさたの場合
 一番最初は、星座のことなどおかまいなしに、ぼ〜っと眺めて、星空の無限の美しさを感応し、空想に耽るのがよいのだが、そのうち手持ちぶさたになってきたら食べ物などや温かいお茶などを飲みながら、星座早見盤や星図を持っていくと、今まで無秩序に並んでいた星が星座の形に結ぶことが出きるようになって、がぜん星空のことが好きになることだろう。

 その時、右のような星座早見盤と赤いセロハンテープの貼られた減光された懐中電灯かヘッドライトを持っていくと、星図や星座早見盤を見ながらでも、まぶしくなく星を見ていくことができる。

 星座早見盤だけでは正確な星座の形がわからない。そんなとき、こうした星図を持っていくと、正確な星座の形がわかって興味が倍増する。
 だが、この「全天恒星図」は最近価値がついたのか、手に入れるとき2000円近くするので、買うにはちょっと気合いがいるだろう。
 この「全天恒星図」の作者は中野 繁さんといい、コンピュータのない時代にこのような正確な星図を作ったことで、高い評価を受けている。
 後にも先にも、星座を愛する者にとってこれ以上の星図はない。
是非にも入手されることをお勧めしたい。
中野 繁『全天恒星図』
星座の勉強には
 実際の星空を見に行く前の星空の勉強には上のようなガイドブックを使うとよい。星空のガイドブックでは藤井旭さんの書いた御本が一番わかりやすい。
 しかも、上の写真にある『星座ガイドブック春夏編』と『星座ガイドブック秋冬編』が最高!!
この2冊は星座を学ぶ者のバイブルと言えるほどの名著で、藤井旭さんの会心のシリーズだろう。
ただ、この2冊はいずれも絶版になっているので、なんとかして中古で探し回るべきである。インターネットならアマゾンが一番手に入りやすく、しかも驚くほどの安値で売られている。
 あまりこの御本の価値が認められていないからだろうが、実際の価値は星座ガイドブック史上最高の完成度である。
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