過去の撮影機材
ニコン Aiニッコール Nikkor 20mmf3.5
Nikkor 20mmf3.5

あまりにも見た目に可愛くて
絞りの文字の色が色とりどりで綺麗だったので、
何年か前に、生まれて初めて札幌の中古専門店の店頭で衝動買いしてしまったレンズ。

ニコンをばりばり使って撮っていた頃は
単焦点広角レンズなど買うゆとりはなく
こうして単焦点広角を買ってみると、使う間もなく
ニコンからライカへと変わっていってしまった。

ニッコール20mmf3.5の前面。
可愛いレンズ。
ニコンFE2に装着してみました。
このレンズの小さな可愛い感じと綺麗な絞りの色が印象的です。
全体を少し前から見てみます。
ライカとニコンの超広角単焦点比較
Nikkor 20mmf3.5
ライカの超広角。
僕はこのレンズで生まれて初めて
広角レンズの描写の味を知ったように思います。
もっと広くもっと美しい空気が写したいという
僕の願いをかなえてくれそうなレンズ。
もっと上手に広角が使えるようになりたい。
単焦点広角レンズを使ってみたい
と思い始めた頃に
衝動買いしたニコンの20mmf3.5。
しかし、このレンズを買った頃には
すでに、ニコンからライカへと変わりつつあり
このレンズを使う機会は
ついに一度もありませんでした。
僕は、35mm判の単焦点広角レンズとは長いこと疎遠な人生を送ってきていました。
35mm判で、広角レンズをそろえるとなると、
最低でも21mm、24mm、28mm、35mmが必要になり
そのため、このあたりは広角ズームでカバーしてしまおうという考えが
早くにまとまってしまったのです。

それはお金的にも、またレンズ交換の手間などの両面の問題があったからですが
それでも、最初、レンズの使い方も知らない頃
ニッコール28mmを買い、その後玉のコーティングをギタギタにしてしまった
苦い想い出があったからでもあります


それでレンズの維持が難しいと悟った僕は
その後すぐに新発売となった
当時としては、魅力的な
シグマの21-35mmf3.5-4.2という広角ズームに飛びつきます。

こうして僕は
35mm判の単焦点広角レンズを使わなくなり
それが最近、ライカの単焦点広角を使うようになるまで
長く使うことがなくなってしまったのでした。

こうなったもう一つの理由として、
ニコンなどの各メーカーが
あまり単焦点広角レンズに力を入れなくなり、
こぞって、魅力的な広角ズームレンズの開発を進めていった背景もありました。

うして、単焦点広角レンズを使わないうちに、
僕はニコンからライカへと移行して行くわけですが、
ライカではズームよりも単焦点レンズが多く、
広角でも色々と単焦点レンズがあったわけです。
こうして僕はR型ライカを使うようになって初めて、
35mm判の単焦点広角レンズを使うようになりました。