について
2003年 の歩み
 丘のうえの小さな写真館設立十周年の年。また、大雪山の撮影に力を注いだ年でもある。大雪山へは重い中判カメラではなく、軽い35mm判を持っていき、限られた装備で、できるだけ長く、できるだけ深く大雪山の深奥に触れることを目的とした。そのために、思い切ってニコンの最新鋭のAF-Sニッコール28-70mmF2.8EDを購入し、大雪撮影に挑んだ。
しかし、意外にもその結果に満足が得られず、ライカへの道を歩み始める結果となった。それが良かったのか、悪かったのか今の僕にはわからない。しかし、ライカのレンズを見ていたら信じられるような気がする。
●1月11日

石鹸をつくった。

●1月18日

味噌を造った。

●1月28日

『新・港の見える街で』完成!

----------------------------------------------------------------------------------

●2月12日

マミヤM645用のA300mmF2.8APO が来る。望遠鏡を用いずに、一般撮影の延長として星を撮影する目的でこのレンズを購入。

●2月24日

マックのG3というコンピューターを導入。それまではマックの9600でやっていたので、苦しかった。ずいぶん楽になった。

●2月27日

ハッセルブラッド用のゾナー250mmが来る。

----------------------------------------------------------------------------------

●3月7日〜13日

札幌で第5回丘のうえの小さな写真館ーその小さな世界ー開催。その時の売り上げで、ハッセルブラッド用のディスタゴンCF50mmを購入する。しかし、レンズ一本と一週間の売り上げがほとんど同じ値段。ハッセルのレンズの値段の高さと写真の売り上げの少なさの不釣り合いに嘆きの声が出る。

●3月28日

慶ちゃんにもG3が来る。このコンピューターは遅い遅いと言われながらも今メインで活躍している。

----------------------------------------------------------------------------------

●4月11日

やっとマクロプラナー120mmが購入できる。春を目前にどうしても中判のマクロレンズが必要であったが、必要になった時に限って、よいレンズが出ない。焦りの中、インターネットで探し回って、揃えることができた。

●4月27日

恩人、函館市議会議員の上谷俊夫さんが市議選で当選する!!

----------------------------------------------------------------------------------

●5月4日

看板が台風で折れてしまったので、新しい看板に換えた。今度の看板は強風にも耐えられるように2本足にする。

●5月10日

ハッセルブラッドを初めて使用する。5月は久しぶりに道南の撮影に没頭できた。

----------------------------------------------------------------------------------

●6月

中判6×4.5判の撮影フィルムが10万枚を越えた!

2004年用のカレンダー制作できるところだけでも制作して、秋の負担を軽減するカレンダー負担分分散計画を実行する。

----------------------------------------------------------------------------------

●7月9日〜17日

 第1回目の大雪山撮影。3泊4日。
重い中判カメラ(マミヤM645)を持って大雪山上での足取りが重たくなることを懸念し、可能な限りの品質と軽やかなフットワークの両立を目指し、カメラ機材を35mm判のニコンFE2に決める。
 そのため、この撮影のためにニコン最新鋭のAF-Sニッコール28-70mmF2.8EDを購入し、大雪山をより長く、より深く歩き回ることを目指した。
 この頃はまだ、ハッセルブラッドが実際の撮影に使えるようにはなっておらず、ニコンを選んだのである。しかし、このことが僕の人生に大きな変化をもたらした。
 撮影機材をニコンにすることで、軽快なフットワークは達成されたが、画質の面で不満が爆発!その結果、ニコンを信じられなくなり、ライカへ移行していくのである。

●7月29日〜8月7日

 第2回目の大雪山撮影。6泊7日。の大雪山撮影。今度は赤岳から出発。南に進み、トムラウシで折り返し、再び赤岳に下山する。

----------------------------------------------------------------------------------

●8月

カレンダーの制作

----------------------------------------------------------------------------------

●9月22日

カレンダー制作 全作業終了!

----------------------------------------------------------------------------------

●10月1日〜11日

 秋の北海道撮影。極めて穏やかな撮影である。1日には糠平湖でツバメの南への旅立ちに遭遇。その日、岩間温泉に入る。
2日目は然別湖の秋の紅葉の撮影。然別湖の紅葉に巡り会ったのはこの時初めて。
 3日目は有〜ぽん3歳最後の日。有〜ポンと共に大雪山高原沼の撮影に出る。高原沼を巡ることができるのも、今年最後の日。
 4日目は、白金温泉から十勝岳連峰を写す。普段目にできない十勝岳連峰が姿を見せた。しかし、その後いったん曇るが、夜に再び晴れて、白金の牧場から十勝岳連峰上空のオリオン座の撮影。その夜、生まれて初めて、本格的な黄道光を撮影。冬の天の川と天空で大きくクロスし、太陽の底力を実感する。
 5日目は白金牧場から十勝岳連峰を午前中撮影。後、上ホロカメトック山の美しい夕照を撮影。
 6日目は有〜ポンも入れて、雪の大雪山の裾合平へ行く。裾合平はすでに雪で、登山客はほとんどおらず、中岳温泉に裸で入ることができた。
 7日目には、雨竜沼湿原の晩秋を撮影。タヌキとたくさん出会った。
 8日目は、樽前山の眼下に広がる支笏湖のナナカマドの紅葉を撮影。
9日目は、樽前山と支笏湖畔の巨木の森の秋を撮影した。リスが冬眠の準備を進めていた。

●10月27日

コンピューターをマックのG4 733MHzのものに代える。重くのしかかるカレンダー制作にかかる時間を少しでも軽減したいための投資だった。確かにG4 733MHzは速い。

●10月29日

水越さんや上谷さんが丘のうえの小さな写真館に来てくれた。

----------------------------------------------------------------------------------

●11月25日

ハッセルブラッド用のゾナーCF180mm来る。

----------------------------------------------------------------------------------

●12月8日〜14日

丘のうえの小さな写真館十周年記念写真展開催。

●12月17日〜2004年1月18日

総合カタログの制作。今まで丘のうえの小さな写真館には通信販売のお客様にお送りする総合カタログがなかったので最後の力を振り絞って、総合カタログの制作に着手した。

●12月25日

慶ちゃんニコンの20-35mmF2.8を購入。