丘のうえの小さな写真館の四季
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★ 暗室の製作8月17日・記念写真の勧め★
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8月13日、念願だった北国通信のプリントを行った。
先日来の20日間連日徹夜のスキャナ取りのノウハウである フィルムのゴミ除去方法が白黒プリントにも活かせて 今までよりもずっとゴミ焼きで苦しまない。 北国通信のプリントをしてからも 水洗装置や乾燥棚のおかげで、少し時間が余り 記念写真を2枚プリントする時間ができた。 それでも北国通信のプリントは 3人がかりで夜12時から朝6時までかかった。 僕が露光し、慶ちゃんが現像し、有〜ぽんが停止と定着と水洗とを担当する。 ところで、記念写真。 最近記念写真というと、デジタルカメラで撮ることが多い。 デジタルのお手軽さは確かにすごい。 しかし、その反極として 白黒写真の記念写真はすごく手間暇がかかるが その独特の高い品質は驚くほどである。 いわば最高級の機材で撮影され、現像され、プリントされた記念写真は 格調高く光り輝いている。 |
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数年前に行った山梨県 白州町 尾白川渓谷で撮った一枚。
カメラはライカR9のブラック、レンズはズミルックスR35mmf1.4。 このズミルックスR35mmというレンズは記念写真によく使用するレンズだけれど 陶酔的なうっとりとした階調豊かな写りをする。 それでいて、解像力はすさまじく 半切はまずびくともしない。 その昔、学生の頃には ニコンにT-max100などを入れて記念写真を撮っていたけれど あの頃もしライカを使っていたら 僕の人生は変わったに違いない。 まあ、もしそんな大学生がいたら 顔も見たくないだろうけど…。 |
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もう一枚は
立待岬で撮影途上の僕を慶ちゃんが写してくれたもの。 この写真はライカM2にエルマーM50mmf2.8というレンズで撮っている。 エルマーM50mmというレンズで撮ると写真全体が柔らかく滲み、美しい。 R型ライカのレンズと違い 上のような明暗の差が激しい撮影に対し、暗部をつぶさず、ハイライトをとばさないように 撮ることができる。 |
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Webではプリントの質感など
なかなかお伝えし切れませんが 記念写真も白黒、特にライカや中判カメラで撮ると 独特のしっとりとした階調があるプリントになるので 記念写真、撮って良かったなあ〜と思います。 ただ、プリントに手間暇がかかるのが難点ですので 何かのついでにプリントすると良いようですね。 デジタルプリントとは違った 銀塩モノクロの記念写真、是非お薦めしたいです! |
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